今回私は、日本口腔外科学会の若手口腔外科医国内研修支援制度を活用し、島根大学医学部歯科口腔外科にて２週間の研修をさせていただきました。まず症例数の多さに圧倒されながら、研修が始まりました。２週間でしたが、口腔外科が扱う疾患の手術はほとんど見学できたのではないかと思います。たくさんの手術に入らせていただき、間近で見学することができ、指導医が若手医師に指導していることを、私にも一緒に教えてくださり、大変勉強になりました。入院患者さんも多いですが、朝のカンファレンスで全員がしっかりと情報を共有し、適宜相談をしており、ワンチームとなって管理している姿にとても刺激を受けました。先生方の診療を見学させていただき、患者さんとのコミュニケーションや、信頼関係を構築することの重要性をあらためて実感することができました。仕事おわりに若手の先生方と過ごす時間も、いろいろなお話を聞くことができて、とても貴重なものでした。この２週間は私の人生のなかでも大変有意義な時間になったことを確信しております。自分の意識改革にも繋がりました。所属する病院へ戻ったらすぐにここで学んだことを反映して、活かしていきたいと思います。
最後になりますが、管野教授をはじめ、医局員のみなさまには大変お世話になりました。感謝申し上げます。
埼玉医科大学総合医療センター歯科口腔外科 仲山奈見
11月20日（月）から12月3日（日）までの2週間、（公社）日本口腔外科学会若手口腔外科医奨学研修制度を利用され、埼玉医科大学総合医療センター歯科・口腔外科より仲山奈見先生が当科での顎顔面外傷、口腔がんの切除と再建、顎変形症治療に関する手術研修にみえられています。大変積極性をお持ちで研修に対して前傾姿勢をお持ちの明るい素晴らしい先生で、医局員や患者さん方ともコミュニケーションを密にとられて、当科での多くの手術に参加され、手術研修に励まれておられます。今後も（公社）日本口腔外科学会は全国からの若手口腔外科医の国内留学研修制度の充実につとめ、多施設間での学術交流を推進しており、当科も若手口腔外科医間交流をはじめ、意見交換や学術活動に努めてまいります。
教授 管野貴浩
