新型コロナウイルスCOVID-19に関連した研究論文がアクセプトされました

2021年8月18日

国際学術雑誌「Healthcare (IF: 2.645)」に「口腔粘膜がSARS-CoV-2の感染ターゲットとなる可能性がある(Oral Mucosa Could Be an Infectious Target of SARS-CoV-2)」が掲載されました。依然として猛威を振るうCOVID-19の侵入経路とされているアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)レセプターの口腔における局在を示すとともに、歯周ポケットが1つの侵入門戸である可能性についても指摘しました。本研究データは口腔外科医が得意とする擦過細胞診を応用した点も高く評価されました。

今後も口腔医療からCOVID-19に対峙すべく、研究臨床両面から貢献して参る所存です。

准教授 奥井達雄

8月17日付の国際学術雑誌「Healthcare (IF: 2.645)」で新型コロナウイルスCOVID-19の侵入門戸となるアンジオテンシン変換酵素2(ACE2)レセプターが我々口腔外科の得意とする液状化擦過細胞診による非侵襲的で利便性の高い方法で観察可能であるとともに、歯肉溝の細胞が、ACE2の高い発現を介してSARS-CoV-2ウイルスの新たな侵入口となる可能性を報告しました。

本研究結果は依然として猛威を振るうCOVID-19に対する新しい予防法の提案に貢献できる可能性が示唆されました。

島根大学医学部歯科口腔外科学講座は日頃の診療のみならず、研究面においてもこのCOVID-19に対して口腔から寄与できることを模索、取り組んで参る所存です。

助教 松田悠平

 

 

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