2021年7月2日
この度、Healthcare(IF:2.645)に”心臓血管疾患手術患者における口腔内細菌数と術後合併症との関係:後方視的コホート研究”についての論文がアクセプトされました。初めて書いた英語の臨床疫学研究ということもあり、まとめあげるまで難渋しましたが、管野貴浩教授をはじめ香川県立中央病院古木良彦先生や共著者の先生方のご支援もあり、なんとかここまで来ることができました。この場をかりて深く感謝申し上げます。
これからもより一層臨床と研究においてレベルアップできるよう精進して参る所存です。
大迫里江
この度、心臓循環器疾患患者さんへの手術前から周術期を通しての口腔ケア管理による術後合併症低減に関する有用性について本邦初の臨床研究成果が、全身の健康に関する学術雑誌Healthcare(インパクトファクター2.645)より論文のアクセプト受理を得ることが出来ました。
歯科医員として日々の多くの患者さん診療に従事されながら、島根大学大学院医学研究科博士課程在籍中である大迫里江先生、助教松田悠平先生、香川県立中央病院歯科口腔外科・口腔ケアセンターとの共同研究チームによる大変多くの患者さんデーターからの解析結果に関する臨床研究成果であります。
今後もわれわれ歯科口腔外科・口腔ケアセンターでは、当院で治療を受けられるすべての患者さんをはじめ、手術を受けられるすべての患者さんへ適切な口腔ケア管理を提供し、少しでも周術期に口腔からの合併症や併発症でお困りがない様に、全力で努めてまいります。
今後も口腔ケアの有用性に関して客観的にエビデンスとして学術知見を発表して参ります。
歯科口腔外科 教授
口腔ケアセンター長
管野貴浩