インドチェンナイでの第16回アジア口腔顎顔面外科学会に続き、7月28日(日)より7月31日(水)まで、当地にて実施されている上記国際口腔顎顔面外科専門医認定機構 (IBCSOMS) の国際口腔顎顔面外科専門医認定試験に理事として、そして試験官としての任に従事しております。
国際口腔顎顔面外科専門医は国際機構の専門医認定として、国際口腔顎顔面外科学会(IAOMS) の外郭団体として、世界各国で臨床活動を行っている口腔外科医の知識・経験・スキルについて試験を通じて世界標準に照らして口腔顎顔面外科医としてのその個人の能力を認証するものです。各個人は認証された個人のスキルのレベルを知ることができ、生涯学習に役立てることができ、また世界各国で認証・行政機関においても評価されている国際専門医資格です。認定試験における試験範囲は口腔顎顔面外科だけでなく麻酔・循環器疾患などの基本的医学、救急医学分野が含まれ、また症例説明は世界標準で行われ、全世界に通ずる口腔外科の専門医を意味するものです。現在までに、300名を超える国際口腔顎顔面外科専門医が世界各国から認定され、本邦からは約130名の先生方が認定されています。世界各国からの理事・試験官とともに業務に当たらせていただきました。終日にわたる、理事会・試験準備、採点基準会議から始まりました。今回は、世界から17名の先生、本邦からも6名の先生の申請があり、試験は完全Webにより滞りなく取り行われました。
IBCSOMSを全面的にサポートしてくださる(公社)日本口腔外科学会をはじめ、関係各位に深謝申し上げます。
教授 管野貴浩
〜追記〜
本日は、試験委員会の後に、昨年1ヶ月間の口腔外科研修に来た、マンタさんのご家族に夕食の招待をいただきました。インド南東地方の郷土料理を振る舞っていただき美味しい家庭料理をご家族とともに楽しませていただきました。
教授 管野貴浩