2022年5月26日
論文は口腔がん治療を実施する際のサポーティブケアの1つとして実施される口腔健康管理に関するレビュー論文です。口腔がん治療は機能的にも器質的にも口腔に大きな影響を伴う治療法がほとんどであり、口腔外科医のみならず歯科医師、歯科衛生士やリハビリテーション医、看護師、セラピストなど多職種の介入、連携が重要であるとされています。特に口腔は話す、食べる、息を吸うなど人としての社会生活に大きな役割を担うため、日常生活の多岐にわたるケアが重要です。
今回は口腔がん治療の口腔健康管理にフォーカスをあてて、これまでのエビデンスを総括する形でナラティブレビュー形式の論文を発表しました。今後も口腔がん治療の質の向上を目指して研究を継続する所存です。
本論文を作成するにあたり、管野教授をはじめ東京医科歯科大学荒川教授、Zhong先生、スリランカのPeradeniya大学Ruwan教授のご協力、ご指導をいただきました。この場を借りて、お礼申し上げます。
特別協力研究員・臨床講師 松田悠平