北海道大学病院より当科での1か月間の口腔外科研修修了

2021年3月6日

2月8日(月)より本日までの約1か月間にわたり、北海道大学大学院歯学研究院口腔診断内科学講座より、われわれ歯科口腔外科に大賀則孝先生が口腔外科研修に来雲されておられました。われわれの多く治療に当たる、顎顔面外傷、顎変形症や口腔癌の切除と再建治療に関して、有用な臨床的建設的な連日の意見交換による学術交流をさせて頂きました。
今後も北海道大学口腔診断内科学教室(北川善政教授)の先生方と、北海道札幌と島根出雲との互いの教室で患者さんのよりより治療成績に向けて研鑽を積む良い機会となれましたら幸いです。

教授 管野貴浩

2月8日(月)〜3月5日(金)の4週間、管野貴浩教授と当科の北川善政教授のご許可を頂き、島根大学医学部附属病院口腔外科で大変密度の濃い口腔外科研修をさせて頂き、誠にありがとうございました。
昨日、雪深い札幌に戻ってまいりました。私はすでに「出雲ロス」になっております。奥井准教授、狩野講師、松田助教、大熊助教を始め、大学院生の先生の皆様には大変お世話になりました。朝会、診療、夕会とまさに寝食をともにさせていただけたことは、かけがえのない貴重な経験になっています。
研修の実際では、顔面外傷、顎変型症の診断・治療、口腔癌手術の再建手術の実際、術後管理について深く学ばせて頂きました。
「AO法骨折治療」と管野教授が下顎骨(関節突起)のpartをご執筆されている「外傷診療ガイドライン」を復習して出雲に参りました。滞在中かなりの症例数(下顎骨体部、関節突起、下顎頭骨折、中顔面骨折)の症例数を経験させて頂くことにより、表面的な理解が深い理解に変化していくのを実感できました。私の脳細胞と体細胞が活性化し、もやもやしていた視野が間違いなく開けていきました。管野貴浩教授にはお疲れのところ、医局や手術室で顔をあわすたびにいろいろと質問ばかりしてしまい本当に申し訳ございませんでした。私も必死でしたのでお許しください笑。この管野教授とのdiscussionを大切にさせて頂き、今後の当科での診療と後輩の指導に生かしていきたいと思います。また顎変型症の診断・手術指導も誠にありがとうございました。これからの手術に生かしてまいります。
さらに、火曜と木曜の管野教授外来に張り付いて、紹介患者様の医療面接、患者対応、診断と一連の流れで見学させて頂き、大変勉強になりました。このように文面で語り尽くすことは不可能なくらい充実していましたが、唯一の誤算は、札幌よりもかなり暖かいと油断して春爛漫の気分で来雲したのですが、実際はかなり寒かったことでした笑。しかし、寒さを吹きとばす、hotな管野ファミリーは最高です!
臨床研究でも、当科の坂田先生と行っている口腔内科・口腔癌患者の唾液の臨床研究においても、島根大学医学部附属病院口腔外科と連携させて頂ける道筋がたち、ありがたい気持ちでいっぱいです。
3月3日(水)には、祖父の故郷である益田を22年ぶりに訪れることができました。医光寺でのお墓参り後、益田赤十字病院に狩野先生とお邪魔して顔面骨折の手術に入らせて頂きました。市山先生誠にありがとうございます。狩野先生と益田駅前の「大阪王将」で食べたご飯はとてもおいしかったです。
最終日は、再建手術後、島根大学口腔外科名物?「べことん」の焼肉を堪能させて頂き、研修を締めくくることができました。本当にありがとうございます。
また3月から診療助教になられた金山先生の御指導もどうぞよろしくお願いします。3月後半には当科の坂田助教が参りますが、今後も顎顔面外傷、顎変形症や口腔癌の切除と再建治療に関して御指導を頂ければと思います。
医局員の皆様お体をご自愛ください。今後とも御指導何卒よろしくお願い申し上げます。

北海道大学口腔診断内科学教室 助教 大賀則孝

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