11月29日(金)、インド・チェンナイにあるMeenakshiammal Dental College & Hospital (A constituent college of MAHER University)より、P. Anantanarayanan教授が、われわれの島根大学医学部附属病院に視察と教育講演に来院されました。
インドは人口10億人を超え、顎顔面外科を扱う口腔外科医の数が少なく限られ、今後の若手歯科医師・口腔外科医の育成が学会や社会として急務であるとされています。終日の視察を通して、われわれ島根大学歯科口腔外科での教育指導および研修体制と、当科のレジデント(初期および後期研修歯科医師)の口腔外科手術に対する高い向上心と、高い手術手技力や姿勢に大変感銘を受けたと、評価総評を頂きました。
また特別講演をいただき、Anant先生の専門である、口腔顎顔面外傷治療・とりわけ眼窩外傷治療について大変教育的包括的なセミナーを頂きました。
個人的にも、Anant先生とはAOCMFの頭蓋顎顔面外科部門のお互い認定国際教育指導医として、また学術友好関係を結ぶインドおよび日本口腔外科学会相互での学会代表演者として互いの国での教育講演を担当したりと、ここ数年来懇意にさせて頂いております。
今後も、われわれ島根大学医学部および歯科口腔外科学講座のさらなる国際連携での研修や教育、そして臨床や研究の場での国際学術連携に努めて参りたいと思います。
准教授 管野貴浩
11月29日(金)にインド口腔顎顔面外科学会の代表として、Anant教授が当科の手術を視察しに参りました。また、夕方からは眼窩外傷の二期的手術に関するレクチャーをいただき、多くの方が聴講し、大変有意義な時間を過ごすことができました。夜は会食をご一緒し、インドと日本の交流を深められ、Anant教授からもいつでもインドへ見学にいらしてください、との温かいお言葉を頂戴しました。
Anant教授のレベルの高い手術症例を見ることができ、医局員も刺激を受けた様子でした。今後も講座をあげて、国際的な交流を続けて参りたいと思います。
助教 松田悠平